「内気」で「真面目」な就活生の戦い方1〜就活生を座標で分類すると〜
就活の本・サイトは読むに値しないものが9割と思っています。
特にESの添削例系・自己分析系・就活体験記(できる奴の自慢話)の本はお金のムダでした。
なぜ役に立たないのだろう?と考えた時、
「自分がその本やサイトにとって読んで欲しい就活生層(読者層)に入っていない」
と感じました。
分り易い例だと女性誌には子供向け・ギャル向け・大学生向け・二十代後半・三十代・・・・と年代で分け、更には主婦なのか・キャリアウーマンなのか・子育て中なのか、という組み合わせで千差万別となっていきます。
しかし、就活生は「年齢」で分けることはなくても、様々な対象がいるはずなのに同じ一つの「就活生」でしか捉えられない。あって「高学歴」や「体育会系」ぐらいでしょうか。
就活の記事を書くにあたってまずは「どんな読者層がいるか」を考えたいと思います。
そこで分類として考えられるのは自己PRであるような「体育会系」「文化系」「サークル」「アルバイト」等の頑張ったこと別の分け方です。
しかし、同じことをしていても就活に強い人・弱い人と多種多様であり、根本的な分類方法でないと感じます。
そこで、就活生が持っている要素を大きく
「能力(コミュ力・学歴等)」
「やる気」
の二種類に集約してみます。
図とするとわかりやすいです(X軸がやる気の有無,Y軸が能力の高低でできるはず)。
すると、四タイプの就活生が出来ます。
1、能力が高く、やる気もある
→デキる就活生(第一象限)
2、能力が高いが、やる気が無い
→能力が高いから内定ゲット、ムカつく奴(第二象限)
3、能力が低く、やる気もない
→説明省略、しーらない(第三象限)
4、能力が低いが、やる気はある
→今回の話の対象(第四象限)
そして、企業側の採用順位としては、
第一象限
第二 or 第四象限(企業の考え方次第)
第三象限
の順になります。
「読者層に合っていない」と思いつつ読んだ本は今思うと第一象限を対象としており、
「みんな第一象限を目指そう!」みたいなスタンスで書かれていたように思います(ここは個人の感想です)
そしてこの記事を読んでくださっている方々はと言うと
・・・・失礼ながら第四象限ではないかなと思います。
その理由として
・「能力」が低いから補いたいと思っており
・やる気があるから調べている
という想像があるからです。
かくいう自分は第四象限だと感じます。
周りの就活生を分類しては
第一象限の「デキる人」:圧倒的な力の差を感じており、同じようにしていて勝てる気はしていません。無理なものは無理です。
第二象限のやつ:むかつきます。結果として戦績がいいから。でもやっぱりすごいやつなのでそうなれるとは思わない。
第三象限のやつ:忙しいので相手にしていません。
第四象限のやつ:真のライバルと認識。この集団で上位になるようがんばろう
とか思っていました。(こんなことしてるから留年するんだ)
ついでに言うと、経験上第四象限の人は就活自体うまくいきません。
しかし、画一的に「就活生はみんな一緒」と教えられます。そうして夢を見る結果、出来る人を追いかけ、現実との乖離に苦しみ、「就活うつ」等になると思っています。
この就活生のカテゴリー分け(ここのが絶対的な正解とは思っていませんが)を的確に言わず、催眠術のように夢だけ持たせることが大人達の悪い点だと思います。
脱線気味ですがまとめると、
まず、「自分の立ち位置がどこなのか」を確かめ、その立ち位置にあった方法(情報)を本やサイト、人づて等で取り入れていくことが、内定というゴール(就活生にとってはプレッシャーから開放される切実なゴールです)に近づける手段ではないかと感じます。
ここからは読者層としたい第四象限に絞って話を進めます。
この集団の特徴をまとめると
・やる気はある
・能力は低い
です。
「やる気」がある人は多かれ少なかれ「真面目」な人が多いです。
しかし、「内気」で「コミュ力」が低い、「インターンへの参加経験」がない等という意味で「能力」が低く、思い通りに就活が運びません。
そして「真面目」であるがゆえ、周囲からは「大丈夫だよー」と軽く見られ、本人だけが焦る。
要約すると「真面目系クズ」などと自覚する人です。
今後の記事ではこの「内気(能力が低い)」で「真面目(やる気はある)」な就活生の戦い方をより深く考えていきたいと思います。